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帝王ビル・ゲイツの誕生〈上〉学生起業家篇 |スティーヴン メインズ /ポール アンドルーズ

帝王ビル・ゲイツの誕生〈上〉学生起業家篇帝王ビル・ゲイツの誕生〈上〉学生起業家篇
スティーヴン メインズ /ポール アンドルーズ
中央公論新社 刊
発売日 2000-12




マイクロソフトとビルゲイツの軌跡が分かる 2005-08-09
  10年以上も前の本だが、ビルゲイツの両親の説明からWindows3.1が出されるまでがカバーされており、マイクロソフトとビルゲイツを理解する上では十分な情報だろう。この本の出版から現在までは十分に世に知られたことだからである。マイクロソフトはとかくネガティブな情報の方が良く聞かれる。それなりに事実に基づく批判だろうが、それでもここまでの成功を勝ち取れたのは、やはりビルゲイツ達の先見性や猛烈な仕事ぶりあってこそだ。また、本書を読めばマイクロソフトが単なる運の良さと狡猾さで現在の地位の築いた訳ではなく、多くの失敗から学び、それらを成功へと結びつけて来たからだと分かる。
  この本を読んでふと思うのは、何だか日本企業についてなされてきた批判がマイクロソフトにも当てはまることだ。独創性はあまり無いが、改良が上手く、そしてとにかく良く働くという点だ。これはマイクロソフトが初期のころから日本企業と縁が深かったことも関係しているのかもしれない。違いはマイクロソフトが製品がろくに設計されないうちから営業を始めている点だろうか?
  本書は10年以上も前の本で、現在のマイクロソフトはさらに確固たる地位を築いてはいるが、未だにソフトウェア業界の動向は激しい。マイクロソフトの闘いはまだ続いている。ビルゲイツが年老いてもマイクロソフトは生き続けるのだろうか?日本からマイクロソフトのような企業は生まれるのか?そうした点で、本書は新鮮みを失ってはいないと思う。今後のソフトウェア、あるいはIT業界の動向が楽しみだ。


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